つくばで心と身体を健康にするブログ

ヨガインストラクター&マドレボニータ産後セルフケアインストラクター11期生。子連れで行けるスポットなど徒然とつづっています。

マーケティングを楽しむ!DA PAMP新曲に見るバズり方

DA PUMPの3年ぶりの新曲、6月6日発売の『U.S.A』が、振り切ったマーケティング戦略に打って出ています。

 マドレボニータ養成コースのマーケティング課題が再提出になっており、何をテーマに据えようかと考えていましたが楽しい材料が見つかりました。

下の動画、めっちゃ面白いことになっています!

www.youtube.com

ジャニーズの業界力におされ、また一方でエグザイル系が台頭し、記憶の隅へと消えていたこのグループ。

今回MVを見たら、いつの間にかISSA以外のメンバーが全員脱退しており、人数も増えて、ISSAの髪も全盛期同様にシャキッと立ちあがり、かなり楽しい仕上がりでの新曲です。

 

公開1週間で、既にyou tube165万プレビュー超

DA PUMP 謎の新曲がハロプロファンを熱狂させる5つの理由」(BuzzFeed

“絶妙なダサさ”人気 DA PUMP「U.S.A.」MVが早くも100万再生突破」(オリコン

などなど、ネット上でにわかに話題になっています。

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まずサビの歌詞が何これ状態で、中毒性があります。

「カモンベイビー アメリカ どっちかの夜は昼間」

「カモンベイビー アメリカ ユナイテッドする朝焼け」

 

計算されたダサさ

へんちくりんな歌詞、耳にのこる音楽、見に焼きつけられる「いいねダンス」のフリ、アメリカを彷彿とさせる衣装のボケ(スポーツユニフォームやラッパーを彷彿させるものだけでなく、ジャケ写の右から2番目のメンバーは軽犯罪後の社会奉仕活動(交通)で着るベストのようなものを着用しています。)

これらを、DA PUMPらしい完成度の高いダンスと歌唱力で纏めています。

 

調べたら、メンバーが刷新された新体制になったのは2008年と10年前だった模様。

何か少しでも引っかかって話題になるように。

制作側は、DA PUMP再燃、生き残りをかけて大真面目に取り組んでいたことでしよう。

 

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さて、マドレボニータのマーケ課題本が用語集のようだと豪語した手前、退屈でないもの、マーケティングを難しいと捉えられない内容を、と思いました。(DA PAMPしかり)

本心では2週目が過ぎ、精神的にも肉体的にも疲弊した感があり、沈黙して課題を粛々とこなしていれば良かったという心境(「沈黙は金なり」「謙虚は美徳」という言葉で、違和感を提言することに注ぐエネルギーを他へ向ける言い訳が自分にできたはず、と今のエネルギー枯渇状態を避けることができたのでは)と反省しています。

 

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選んだ本は『紫の牛を売れ』,セス・ゴーディン著,2004年

既にマーケティング関連本は全て売ってしまい手元になかったので中古で取り寄せました。もう内容も忘れていたので過去の購入履歴があるものからタイトルで面白みのありそうなものをピックアップしましたが、・・・若干、想像と方向が違いました。ちーん。

この本では、商品選定(紫の牛を製品に設定すること)から始まっており、最も強く説いているのは「差別化」の重要性、[消費者は無関心である]から「認識してもらう」ことの重要性です。その他は、マスメディアの影響力を辛口に見る視点を養うものでした。(だからマスを扱っていた当時、面白い!と感じたと記憶に残っていたのか…。)

 

とはいえ、この差別化と認知という基本的なことが最も大切なことには変わりないので。

ここから10箇所、マドレボニータと(DA PAMPも時々)結びつけて行きます。

マドレボニータは創立20周年でさらなる躍進を控えている点、

養成コース生は「紫の牛」を掴んでいるという点での視点から

マドレボニータ自体が「紫の牛」という考えで読み進めます。

※私自身の新人期の本なので情報が古い(2004年刊行)ですが、ツールがより煩雑になり、物事がすごい勢いで流れている(目に止まりにくい)という点は、本が出版された当時よりも加速されているように思います。

 

 

 

 まず「紫の牛」の考え方とは・・・

p.10 家族でフランスをドライブ旅行していたときのこと、高速道路のすぐそばの絵のように美しい草原で何百頭もの牛が草を食んでいるようすに魅了された。何十キロも続くその光景を車窓からながめ、すべてがなんて美しいのだろうと驚嘆した。だが、20分もたたないうちに、牛のことを気にとめなくなった。どの牛も同じようで、驚きはなくなってしまった。もっと悪いことに、うんざりしたのだ。・・・略・・・申し分のない牛もいれば、魅力的な牛もいる。素晴らしく個性的だし、つややかで美しいけれど、それでもやはり退屈するものだ。しかし、「紫の牛」がいる。それなら興味を引くだろう(しばらくは……)

 今回のDA PAMPも、過去に一度ブレイクしている通り、「ダンスが上手であること」「歌がうまいこと」「かっこいいこと(数々の浮名を流していた)」は、多くの大衆が既に知っているはずのことです。しかし「ダンスが上手でかっこいいグループ」は、他にも多数、存在します。

真面目にやっているだけでは、今の時代、ブレイクスルー(もう一歩、躍進すること)ができません。

p.21 ほとんどの人はあなたの製品を買うことができない。カネがないか、時間がないか、欲しいと思っていない

 

ただ黙々と素晴らしいダンスと歌を提供しているのでは、気にとめてもらうことができないのです。何か、インパクトがなければ。

p.21 支持者であっても、あなたの売り込みに耳を傾け理解する時間がなかったら、あなたは無視されるだろう。

そう『インパクト』:マドレボニータの産後クラスでは、これをクラス内において「腹芸」というテクニックとして用いています。これは、今日知った相手(参加者)との対面においては何か惹きつけるもの(「良くある姿勢についての話ではないぞ」という驚き)があることでようやく、目を、耳を、こちらに向けてもらうことができるということかと思います。

 

マーケティングツールも基本は対人コミュニケーションと同じである

これが、マーケティング活動(教室を認知してもらうという行為)にもそのまま置き換えられるという訳です。マーケティングにおいて、「友人からの口コミ」の効力と、「知らない人からの突然の話」との効力の差は歴然です。友人の話は聞くけれど、知らない人の話は懐疑的(ならまだしも)聞いていない。と捉える視点。後者に行動をもたらすために必要な、腹芸などのインパクトやアイスブレイクでの突破口、および、信頼関係醸成をマーケティングツールにおいても用意する必要があるということになります。

つまりは2週目の課題本、対人コミュニケーションの延長です。マーケティングがコミュニケーションツールとも言われる所以で、ツールが自分か自分でないかの違いです。(信頼関係の醸成はリピーターでない限りは、通常、第三者機関のデータや写真等の客観的に判断できる資料、共感や信頼に足る情報を使用します。)

p.13 消費者は忙しすぎて宣伝に注意を払ってはいられないが、問題を解決してくれる良いものを必死で見つけようとしているからだ。

 

 

 

さて「マドレボニータ」が「紫の牛」である件について

紫の牛とは要するに「差別化」の重要性を指しています。

マドレボニータは、「産後ケア」という新しい市場を開拓しているから、ほかに牛はいないと思う方もいるかもしれません。もしも、こう考えてしまっていたら、既に客観的な視点を失っていると言えます。

そう見えているのは勝手知ってる人間だけかもしれないのです。「産後ケア」という新しい分野を知らない多くの一般の人は「産後の運動」というカテゴリーに分類するはずです。すると、周囲に牛がたくさん見えてきます。あらゆる産院で、児童館で、支援センターで、「マタニティヨガ」「産後ヨガ」「産後ビクス」が実施されています。

しかし、この牛の中で、マドレボニータは「紫の牛」になれる要素(産後ケア)を持っているはずなのです。つまり、それをきちんと「紫の牛」として見せられるかどうかが大切というわけです。きっと産院などへ営業に行く際にここを伝えることが最も苦労する点と想像します。なぜマドレボニータを取り立てて扱わねばならないのか。なぜ話を聞かねばならないのか。という点における差別化のコミュニケーションです。

p.23 マーケターは消費者にあらゆるものを受け止めきれないほど押し付けるので、人は相手が聞いて喜ぶはずだと思わない限り、わざわざ友人に何か製品のことを話したりはしない。

p.36~どんな製品だろうと、必ず最初は大衆に無視される

p.39 あなたがつくる製品は、アーリー・アドプターを引きつけるだけの非凡さがあり、しかし、彼らが進んでそれを広めようとするほどの柔軟で、魅力的なものではければならない。

 

 

 

アイディアを広めてくれる人をつかまえろ!

DA PAMPの新曲MPは、様々な仕掛けをつくり戦略的にアイデアを広げてくれるスニーザーを引きつけ、見事に165万プレビューを獲得しました。この後、もっともっと広がって行くはずです。仕掛けにより、広めてくれる人(ネットニュースサイトの記者Bazzfeedやオリコン、その他、有力ブロガー、ツイッターなどで)が進んで話題にしてくれるからです。

自分のクラスに来てくれたスニーザーと深く関わり、持ちうる情報を共有するということになります。

p.40 普及するアイデアは、そうでないアイデアより成功する可能性が高い。普及するアイデアを、私はアイデア・ウイルスと呼びたい。スニーザー、つまりくしゃみをする人は、アイデア・ウイルスを撒き散らす重要な仲介者である。彼らは、同僚や友人、崇拝者に、新しい製品やサービスのことを話すベテランである。・・・中略・・・どの市場にも、少数のスニーザーがいる。彼らはアーリー・アドプターである場合も多いが、いつもそうとは限らない。こうしたスニーザーを見つけ、引きつけることが、アイデア・ウイルスを作りだすのに欠かせない一歩である。

 

最も効果的なものに集中する。そのためにPDCAが大切である。

前回の課題本で、マーケティング用語の概略がわかったところでPDCAを回さないことには得られるものが少ないと表現した理由がここにあります。2008年結成の新生DA PAMPがこれまでどんな活動をしてきたかまでは調べていませんが、今回のバズりをもたらすまでに、10年の歳月がかかっています。結果、新曲が新たな方向性となっていることからも、試行錯誤の末であることがわかります。

p.80「紫の牛」の創造者もまた、価値評価をしなければならない。あらゆる製品、あらゆる交流、あらゆる方針が、効果があるか、ないか(スニーザーを納得させ、噂を広げられるかどうか)である。価値評価をする企業はいち早く自分たちが提供しているものをできるだけ効果的にし、いっそう伝染しやすいものにすることができる。

 

価格競争に打ち勝つ勇気を持つ

価格戦略は薄利多売のできる大資本での話です。時間と予算が有限である個人事業主は、それができないから「紫の牛」が必要なのです。

p142.安さは永遠に魅力的で、ずば抜けて常識破りな要素である。繰り返し買うものなら何であれ、他の条件が同じなら安いものがマーケット・シェアを獲得する。・・・中略・・・値段を安くするのは、「紫の牛」を狙う戦いから退却する怠惰なやり方だ。

 

 紫の牛の最後の要素は「わかりやすい」という点

本からその説明に該当しそうな部分を見つけることができなかったのですが、バズる(口コミを引き起こす)には、わかりやすさ、伝えやすさ、も大切です。DA PAMPは、わかりやすいスニーザーをうずうずさせる要素がてんこ盛りなので、ひっくるめて(「ダサい」、突き抜けて「ダサかっこいい」)になりますが、茶色の牛に混ざって、一目で伝えられる「紫色」の表現です。

 

 

 果たして私は、ラッキーなことにすでに手に入れようと励んでいる「紫の牛」をどのように見せていくことができるでしょうか。

p.9

・製品(Product)

・価格設定(Pricing)

・プロモーション(Promotion)

・位置づけ(Positioning)

・ 宣伝(Publicty)

・パッケージ(Packaging)

・広告(Pass-along)

・許可・承認(Parmition)

*紫の牛(Purple Cow)